中華の思い出 その1(蘇州・錦渓・無錫・西塘 編)


2012年2月。卒業旅行で1週間、中国に滞在した。
当時書いていた日記を今、掘り出してみると他人の文章みたいで、くすぐったい。
時の流れを感じる。学生から社会人になったのはもちろん、情勢も変わったしね...。

キャンペーンをきっかけに、6年越しに、ブログに公開しようと思う。



錦渓

■五保湖
まず、入口の公衆トイレに寄ったら「ニーハオトイレ」で驚く。
さて五保湖は宋の孝帝が病死した愛妃陳妃を水葬した場所で、船に乗って一周近く遊覧。静かで、柳が青い頃の美しさが思われて長閑だ。雨が降ってしまったが、水面に輪が広がる様もまた良い。
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元地元名士の邸宅が並ぶ。明、清の頃の建物というが今でも立派だった。船頭さんが唄ってくれた。この旅で見た全ての水郷に共通するが、下着などが平気で干してあるのが気になる。

■留園
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雨が降っていたが、静まり返っていて、とても落ち着いた時間を過ごせた。霧がかかった庭園は、木々、石、書から感じる風情によく合っている。天候の計らいなのか全ての廊下に屋根がついていた。

■寒山寺
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夕飯の紹興酒の器にも描かれていた寒山寺。伊藤博文来中の銅鐘などもあり。
寺の数箇所で派手な電飾を使っていてパチ屋のようで興ざめだった。鐘楼からの眺めや書斎にあった書、絵が素晴らしい。虎がよく似合う自然だった。


蘇州

■虎丘
春秋時代の呉王、夫差が父の闔盧を葬った3日後に白い虎が現れたことが名の由来…と調べていたが、劉さん曰く「木を目に、雲岩寺塔を尾に見たてて一匹の虎に見えなくもないから」
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虎丘から歩いて山塘街へ。川沿いに建ち並ぶ住宅からは貧富の差が垣間見える。アパートの脇に入ってみたら、芸達者な犬が二足歩行で寄ってきたのが印象深い。教員養成学校から斜塔がよく傾いて見えた。

■刺繍研究所
ここで見た作品は忘れられない。かなり高度な技術、気の遠くなるような根気、絶妙な絵のセンス、高品質な絹etc…これらの格別優れた素材がミックスしてできる刺繍絵。虎や牡丹や水郷など。モデルの美しさが最大限あらわれている。8時間労働中の4時間は一つの作品にかけ、半年でやっと一作仕上がるそうだ。それが40万というのはあまりに安い。
一枚で作っているのに裏と表で絵が異なるという、奇跡のような作品もあって驚いた。後日談になるが、七日目の上海藝術館にて、あれは単なる貼り合わせだ、とかなんとか聞いた……。

■甪直
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水景、橋の多さから「橋の都」と呼ばれる。がしかし観光用に仕立て上げられていて、思ったような情緒はなし。マスコットは角一本。細めの川沿いに商店や射的場などが並ぶ。


無錫

■三国城
三国志のテーマパーク。としまえんを彷彿させる乗り物がいくつかある。三英雄VS呂布の戦闘ショーを観た。
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呉と書かれた港から船に乗り、太湖を遊覧。中国で三番目の広さだが、琵琶湖の三倍はある。香りのない海のようだった。三つの白(白魚、白海老、真珠)が名産だという。

■淡水真珠店
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母が真珠クリームの効果を喜んでいたのでどんなものかと試してみたところ、確かに一日乾燥知らずで過ごせた。六個で一万円のところを十個に増やしてもらって購入。ブレスレッド、ネックレスなども安いと一つ2500円程度で買える。言葉が通じず、無茶苦茶に話していたら、姉のネックレス×1と自分のブレスレッド×2を合計5000円まで値切ることができていた。無錫だけにむしゃくしゃ購入。

■長広渓湿地公園
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広大な湿地公園。見晴らしが良く、辿り着いた舞台広場から入り口の方を見ると、霧の向こうに朧げに見える橋に「こんなにも歩いたのか」と晴れ晴れした気持ちになる。海のように広い太湖の入江、蠡湖(れいこ)。空が広く目の前は無人島が浮かぶだけであり、歌い始める観光客も。負けじと姉と「いい日旅立ち」や「ビリーブ」などを合唱、その後撮影など。


西塘
川を挟んで、狭く小汚いと祖母に不評な飲食店や雑貨屋が建ち並ぶ。
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▲煙雨長廊からの景色。煙雨長廊とはアーケードのようなもので、1kmに渡るようだ。石皮弄という狭い路地は幅が80cmほどしかなく、入るとハートの相合傘や電話番号などの落書きがいっぱい。
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橋の上から見ると眺めがよい。ミッションインポッシブルのロケ地だったようだ。
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環秀橋と呼ばれる橋は、橋の形が川に映ることで一つの輪が見えるのである。

送子来鳳橋は、石段側を通ると男児を授かり、スロープ側を通ると女児を授かると調べていてずっと迷っていたが、劉さんは「石段側は金運、スロープ側は階級運」と話していたのでとりあえず石段を渡っておいた。
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上海・杭州・烏鎮・紹興 編に つづく


by macadamia725 | 2017-12-06 12:46 | 暮らしの香り | Comments(0)

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Web系企画者のラクガキ帳。iPhone7 & Huawei P9ユーザー。息抜きとして書き出しています。